近年、心不全の原因として拡張機能障害が注目され、特に高齢者の心不全患者さんでは、その約半数が拡張機能障害によるものといわれている。
従来、収縮機能障害による心不全と比べて、拡張機能障害による心不全の予後は良好だといわれてきた。実際、拡張機能障害による心不全には利尿薬が良く効くために比較的早期に退院できる。
しかし昨年の『New England Journal of Medicine』に掲載された論文によると、拡張機能障害による心不全症例の5年生存率は30〜40%で、収縮機能障害による心不全例と生命予後に差がないことが明らかになった。
そこで、心不全に至る機序と心不全の予防と治療、さらに心不全に対するカンデサルタンの有効性について語っていただいた。